サツマイモと、裏作で大根を作っています。付き合いが長いので、機械の使い勝手についていろいろ相談したら、すぐに対応してくれます。あんなん欲しいなーと口に出したら、もう考えてくれていて、ちょうどいい時期にこんなん使うてみいーと持ってきてくれたりします。

農業のコツがわかってない若い人に、肝の部分を教えてあげると、情熱を持ってやりはじめます。農業は一人で頑張っても駄目。地区全体を底上げしていかないと、いい作物も作れないし、高く売れないんです。阿波菱機さんは、そういう点でいろいろ相談にのってくれて、一緒に地区を盛りたててくれます。

最盛期は6000本から7000本くらい収穫します。洗う機械、シッポを切る機械、葉を処分する機械はありますが、収穫は手作業。もちろん収穫する機械も販売していますが、ここの大根はものすごく柔らかいのでキズがつくかもしれないと、阿波菱機さんがあまり勧めてくれません。

就職先が決まっていたのですが、一生懸命農業をしている父親の姿をみて、自分も親父のあとを継ぎたいと思うようになりました。朝はゆっくり畑にいき、夕方には仕舞います。サツマイモは収穫から選別、洗いまでほとんどが機械でできるので、楽しく農業しています。